はじまり
習い事
よくありがちですが、私にとって音楽のはじまりは「習い事」としてピアノを始めたことがきっかけでした。
右手と左手が同じことをやっているうちは良かったのだけれど、だんだんとレベルアップして右手と左手が独り立ちをするような曲を弾き始めたあたりから、私には無理だと思って練習もしなくなりました。
今では、もうほとんど弾けません。(頑張って、ブルグミュラーの最初の方の曲くらいかな。)
連弾をやった時には、姉に「もう絶対一緒には弾かない。」って言われた記憶もあったりします。
それでもなぜだか「やめたい」と言い出すことが出来なかったので、しばらく先生の所に通っていました。
高校に入ってピアノの上手な友人ができると、彼女らは本当にすごいなと関心しました。
継続は力なりって教訓が心にしみました。
私はあたらしもの好きなので、こつこつ努力することって本当にすばらしいと思います。そんなわけで、私にとってのピアノは単なる「習い事」のレベルで完結してしまいました。
ソルフェージュ
ピアノは私にとってそんなレベルでしたが、ソルフェージュの時間だけはとても楽しみでした。
私が習っていたピアノの先生は、よくできたときはシールを貼ってくれたものでした。
肝心のピアノ練習曲では「もう一度がんばろう」というコメントばかりもらっていたのですが、ソルフェージュではたくさんシールをもらった記憶があります。それに気づいた先生は、ある年のピアノ発表会で「歌」を歌わせてくれました。
確か、何かの童謡をうたったのだったと思いますが、とても楽しかった記憶が残っています。
昔からうたうのは好きだったのですが、その発表会での私の姿がよほど楽しそうに見えたでしょう。
その後、両親が私を近所のコーラス教室に入れてくれました。
コーラス
コーラス教室は毎週一回、簡単な発声練習をした後に、みんなで童謡をうたうというところでした。
仲の良い友人もいたし、みんな歌をうたうことが好きで、ちょっとハモったりするだけでもとても楽しかったです。
でも今から考えると、地声でうたっちゃってるぐらいの適当な発声練習だったし、ハモっているというほどしっかり音程もとれていなくて、「習い事」のレベルからは未だ逸脱していませんでした。
一年ほどそのコーラス教室に通った頃、母の知り合いの方のご紹介で合唱隊に入ることができました。
合唱隊合唱隊に入って、やっと本格的に「音楽」というものを学ぶことになります。
その数年間は私にとって、すごく貴重なものとなったのです。
詳しくは、次へ・・・。